揺らめく

身体が 言葉が

纏わりついてくる

離して

腕が、痛い

痛くて

そうだった

わかってる

結局、者でありつづける


これすらも、この言葉すらも

この力をかたどってしまう

 

風を描いて

波を掬って

とどめようとすればするほど

形にならないものたちが

歪んでいってしまう

ただ、揺らめくままに

自分になってほしかった

嚥下をしてしまいたかった

 

知らない何かに成っていく

何も追いつけないから

君は変わらないで、

まだ
かたどられていて